8.office 高円寺 | オフィスの商店街化

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■高円寺という町

-中央線の町-

高円寺は新宿から吉祥寺の中央に位置している。中央線沿線の駅町はそれぞれ個性的で、ヒューマンスケールに富んだ住環境が培われてきた。

高円寺は従来、古本屋や古着屋、そしてライブハウスが多いことで有名だ。これらを下敷きにして雑貨屋や飲食店が軒を連ね、その賑わいは今日も加速している。そして街の空気はどこかゆるい。


-ゆるい住宅商店街-

中野や阿佐ヶ谷は目抜き通りが一直線に伸び、これが街の背骨となっている。高円寺も同じく新高円寺までの長く長い商店街を有しているが、その他にも10を超える商店街が網目のように分布している。それが他の中央線沿線とは異なった町の構造だ。

商店街と商店街の間、その住宅地にも多くの店が点在し、どの道を歩いても町歩きが楽しめる。高円寺の商店街は面として“のペっ”と広く、住宅地と境が無い、そんな特徴を持っている。(以後、「住宅商店街」)


-古き良き下北沢「高円寺」-

また高円寺は、古着屋や雑貨店が多いことから若者の町と呼ばれ、そのため下北沢と比較されることが多い。下北沢も住宅街全体が商店街化していて、“のぺっ”とした歩き楽しい町だ。その求心力は絶大で、現在は再開発に合わせて渋谷化が進んでいる。牧歌的な住宅商店街、そんな「ひと昔前の下北沢」が今日の高円寺にはある。


-3つのお祭り-

高円寺には春の『大道芸祭り』、夏の『阿波踊り』、そして秋の『高円寺フェス』という3大祭りがある。大道芸祭りはまさに高円寺の住宅商店街という特質を活かした、同時多発的なスポット芸が町歩く人々を楽しませている、また阿波踊りは悪びれもなく徳島から並行輸入し、東京夏の三大祭りと呼ばれるまでに発展した。高円寺フェスはライブハウスが多く位置することから発祥し、町のコンテクストに根ざしたイベントである。


-悪びれもない町-

前述の“悪びれもなく”という語彙は、高円寺という町を読み解くひとつのキーワードだ。「純情商店街」という名称も、ねじめ正一氏の直木賞小説を素直に引用するなど、高円寺にはなんでもありの文化がある。この自由で雑多でなんでも取り込んでしまう風潮は、「高円寺は日本のインド」と呼称される由縁でもある。


■町一体のワークスタイル




■8.officeの計画

8.architect

エイトアーキテクトは、高円寺を拠点とする建築設計事務所です。